右玉戦記 2
- 2016/08/19
- 00:02
久しぶりの24での対局。
先手番ながら一手損で角交換の将棋に誘導。
実質後手番のこの将棋が自分の性分に合っていると勝手に思っているのは、
カウンター狙いの将棋になりやすいからだろう。
本局の後手は棒銀。
実質先手なので理論上は有効な指し方だと思うが、
左右分裂型になりやすい棒銀は実戦的には難しい、が私の見解。
これは、本年宮崎県の大会で早咲七段と指した時の経験から得たもので、
正しいかどうかは分らないが、私はそれを信じて指すのみ。
後手の△75歩に▲35歩のカウンターは、
やや無理気味ながら金銀2枚の
後手陣を揺さぶる実戦的有効手ではなかろうか。
1手30秒そして薄い王様で正確に受けるのは難しい。
攻めの棋風の人が、受けに回ると更にミスが出やすい。
本局は47手目▲75歩の時点で角銀交換、
先手駒損ながら、陣形と駒の効率に差があり互角だと思う。
その後大駒も含めた激しい駒の交換が行われ、
先手が▲51角としたところでは、一体どっちがいいのか?
私の実力では分からない。
自陣は金銀が集中しているものの、どう見ても愚形。
△59飛の単打には▲68玉の逆先手があるものの、
駒を多量に渡すと即詰みに討ち取られる危険がある。
しかし受けは意味をなさないので、
自信はないものの34の拠点を活かし、
攻め続けるのみである。
1~4筋で激しい攻防が繰り広げられたものの、
△39飛が失着で先手辛勝。
なお、最後は即詰みだったが、短手数の順を逃しており反省。
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